三世家元西川右近

そしてわが国有数の日本舞踊の大流派西川流の三世家元を継承したのが二世鯉三郎の長男、西川右近です。若くして作舞を多く手掛けた右近。日本舞踊のみならず東宝歌舞伎出演をはじめテレビ、ラジオなどに企画・出演、新聞などにも執筆。また多くの芸能人のステージング、振付を行ってきました。

家元継承後は「名古屋をどり」の主催のほかにも2度にわたるアメリカ公演を実現。1ヶ月近くという、一流派では異例の大規模な北米公演でした。また1985年にはモナコ公国のキャロライン王女主催の舞踏会に招かれ公演。そして現在の西川流は、全国規模、名取数約5000人を誇る大団体に成長しました。

また右近は2000年ごろより中京大学スポーツ科学部・湯浅景元教授と研究をはじめ、“日本舞踊を用いた健康運動”NOSS(ノス〜日本おどりスポーツサイエンス)を開発。舞台だけでなく広く一般の人々への普及がはじまりました。

右近は平成26年、長男千雅に家元を継承、自身は新たに「総師(そうし)」という役職にて、さらに日本舞踊を進化させています。