第54回名古屋をどり情報2第53回公演(2000)第52回公演(1999) 

母をたずね、ふるさとのわが家への道を急ぐ盲目の法師。遠くに聞こえるは、母の機織る音。
頼りに帰ってみると、そこでは見知らぬ娘が機を織っている。ノーベル賞受賞作家の川端康成
作詞、清元栄寿郎作曲、西川鯉三郎作舞で昭和33年に初演された、詩情あふれる作品。喝采を浴びた舞踊劇『船遊女』に続けて発表された川端・鯉三
郎コンビの二作目で、今回は、限られた記録を基に西川右近が復刻、西川千雅主演にて再演
いたします。

舞台稽古より
「古里の音」作者
川端 康成
小説家。明治32年大阪市うまれ。昭和47年没。東京帝国大学国文科卒。一高時代の大正8年「ちよ」を発表。13年横光利一らと「文芸時代」を創刊し"新感覚派"の作家として活躍。15年「伊豆の踊子」を発表。同年第一創作集「感情装飾」を刊行。戦中から戦後にかけて、鎌倉在住の作家達と鎌倉文庫をおこす。43年に日本人として初めてのノーベル文学賞を受賞。
 西川流への最初の執筆は第8回公演【昭和29年9月10日〜27日・御園座】大倉聴松構想、川端康成作、宮川寿朗作曲、西川鯉三郎作舞、江崎孝坪美術、岡倉士朗演出=大和楽/清元「船遊女」−平家没落の悲詩をうたいあげた大作。
「古里の音」美術
杉本健吉
明治38年名古屋市に生まれ。 大正14年、 京都にて岸田劉生の門下生となる。昭和2年より主に鉄道関係の観光ポスターを作る。12年国画奨学賞。21年、第2回日展特選。23年、第1回中日文化賞。24年より 週刊朝日の吉川英治作「新・平家物語」挿絵担当。62年、 中日新聞本社主催「杉本健吉披露展」を3月、名古屋・名鉄百貨店で開く。名古屋鉄道により「財団法人杉本美術館」を4月、知多美浜緑苑内に開館。平成5年中国で「日本画家・杉本健吉画展」開催。6年、名鉄創業100年記念事業として杉本美術館新館開館。
西川流作品の美術は第7回【昭和28年】長田午狂作、竹本/清元/長唄「太閤記」プログラム表紙絵は第48回公演【平成7年】など

むかし、あるとき、あるところ、相思相愛の男女がいました。
それぞれの住む村は敵同士。二人が会うためには、男は女に、女は男に化けなくてはなりません。
そして三年、二人の立場は逆転して・・・・・・肩の凝らない、コミカルな恋物語です。

主演 西川右近 西川千雅 海峡ひろき(特別出演)

新作舞踊劇「新・とりかえばや物語」作者
鴨下信一
 演出家・テレビプロデューサー。昭和10年3月17日、東京生れ。東京大学卒。昭和33年東京放送(TBS)入社。音楽、ドキュメンタリー番組などを手がけ、東芝日曜劇場などドラマを中心に制作。「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」「雨の降る駅」などが主な作品。舞台も手がける。
 名古屋をどりへの執筆は2度目。第51回公演【平成10年】鴨下信一作、芳村伊十七作曲、住田長八郎作調、西川右近作舞・演出、朝倉摂美術「あたま山」。同名の落語を基にした舞踊劇。狂言仕立てあり、江戸時代ありのバラエティ豊かな作品。
新作舞踊劇「新・とりかえばや物語」特別出演
海峡ひろき
 元宝塚歌劇団花組。在団中は正統派2枚目の男役から、敵役、コメディまで幅広い役柄で魅力を発揮。安定感のある演技には定評があり、またダンサー・シンガーとしても確かな実力で男役スターとして活躍する。昭和58年:宝塚歌劇団入団 星組に配属63年:雪組・平成5年花組へ組替え平成元年:「イルミネーション・ブラック」高嶺ふぶきと共に主演:「ベルサイユのばら」ジェローデル3年:「華麗なるギャツビー」4年:「忠臣蔵」大高源五8年:「ハウ・トゥ・サクシード」9年:「失われた楽園」「サザンクロス・レビュー」で退団
 11年:2月ブロードウェイミュージカル「リトル・ミー」ラモナ役で舞台復帰。5月 東本願寺/舞踊「京都歴史絵巻」出演10月 台場日航ホテルにて「海峡ひろきコンサートDay Dream」開催12月〜1月 大地真央グランドショウ出演12年:4月六甲山ホテルにて「Day Dream」開催9月TBS「HOTEL」スペシャル出演。台場日航ホテルにて「コンサートStar Island」開催。12月より「シラノ ザ・ミュージカル」修道院長役で出演他☆CDジョイントアルバム「ハイ・エモーション」(93年)
「新・とりかえばや物語」美術
朝倉 摂
舞台美術家、画家、イラストレーターとして手広く活躍。アテネ・フランセ卒。日本画で第3回上村松園賞受賞。60年代より舞台美術の仕事に転身、前衛劇から歌舞伎、オペラまで幅広く活躍。昭和55年「近松心中物語」などでテアトロ演劇賞、そのほか芸術祭賞など数々の賞を受賞。紫綬褒章受章。

名古屋をどりは昭和40年の「雷」を手始めに「鬼火」「越前竹人形」「地獄・極楽」「蔵の中」「唐人凧」「いろはにお宿/ちりぬるお宿」「あたま山」「魔笛」など、三十余年にわたって創作の美術を担当

「新・とりかえばや物語」作曲
本條 秀太郎
三味線演奏家 作曲家。1956年長唄を篠塚みつに、民謡を二代目大船繁三郎、藤本王秀丈に師事。長唄は稀音家芳太郎、小唄は田毎吉太郎。以後、71年本條秀太郎を名乗り古典、民族音楽を土台とした俚奏楽を発表。本條流を創流し現在に至る。さまざまなジャンルの音楽、奏者と共演し、数多くの国内外公演を行っている。26回を数える「本條秀太郎の会」を主催。また、新作端唄を多数作曲、演奏発表している。1983年第4回松尾芸能賞「民族音楽優秀賞」。舞台、テレビ、CMの作曲。NHKなどのドラマで邦楽作曲、指導。
 名古屋をどりは第45回公演【平成4年9月6日〜17日、中日劇場】松山善三作、「雨の降る日の地蔵様」--“ラップと邦楽”という右近の注文により、斬新な作品を提供。

衣裳テストをする出演者達(左の写真・左より:海峡ひろき、西川ももよ、西川寿栄茂、西川右近、西川千雅)

名古屋をどり情報2

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