室町時代の京。管領・細川勝元の妻・苗子は、子宝を授かるよう参篭の行を清水寺の阿弥陀堂で行っていとそこに怪しい笛の音が・・・。笛の主は大江山の鬼、酒呑童子。笛の音に誘惑され苗子は、鬼と交わってしまう。あの夜は夢かうつつか、その後、身ごもった苗子は聡明丸を産む。聡明丸が少年に育ったある日、姿を消す。屋敷内を探す苗子の耳に聞こえたのは、あのときの笛の音。鬼が我が子をさらったと悟った苗子は我が子の出生の秘密を夫に打ち明け、自らの命を絶ちます。我が子は必ず連れ帰る、妻の亡きがらに敵討ちを誓う勝元。そのころ雪深い大江山では、酒呑童子が我が子をなつかせようとしていた。夫婦の絆、親子の絆を、幻想的な世界で描きます。
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