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国境を越える愛とハーモニー ヴァイオリン&三味線&おどりの世界

芸術は国境を越え・・・
西洋のクラシック、東洋の三味線とおどりが、ジャンルを越えての競演。
おたがいのバックグラウンドを越え、国も言葉も越えた、芸術の夜。
 一流交響楽団で活躍してきた、在日韓国人ヴァイオリニスト、ジョン・チャヌ(丁 讃宇)。ベテランの清元演奏家、清元榮三・美寿太夫兄弟。古典から創作まで幅広い活動の日本舞踊の西川流家元・西川右近が、それぞれの技を披露。また、最後のプログラム「道」では、異例の競演が行われました。

2001年10月29日

プロローグ 邦楽とおどりの道しるべ トーク 西川右近
 日本の音楽、日本のおどり。昔からこの国に伝わっているものでも、わかりにくい、という意見の方も多いもの。西川流家元が、肩のこらないプロローグとして、ご紹介します。

清元 素がたり 清元「三千歳」浄瑠璃 清元美寿太夫 三味線 清元榮三
ヴァイオリン
愛の挨拶 E.エルガー 3’
イムジン河 コ・ジョンハン 4’
なつかしい金剛山 チェ・ヨンソップ 3’
待ちわびる心 チャン・イルナム
〈わが母の教え給いし歌〉による幻想曲 A.ドヴォルザーク 5’
ツィゴイネルワイゼン P.サラサーテ 10’
ヴァイオリン ジョン・チャヌ(丁 讃宇)
ピアノ 金 貞淑
主催
中部日本放送 
財団法人西川会
ブレーメン・ハウス
キョードー東海

共催
中日新聞社

後援
愛知県
名古屋市
名古屋市商工会議所
在日本朝鮮人愛知商工会 
日朝教育文化交流をすすめる愛知の会
愛知県韓国人経友会
愛知県韓国商工会議所
愛知県日韓親善協会連合会
名古屋日韓親善協会
[順不同]

日本舞踊
「相田みつを作品集より〜にんげんだもの」より
「道」
相田みつを=書  西川右近=作舞・演出 朝倉摂=美術
清元榮三=作曲 清元美寿太夫=独吟 
ジョン・チャヌ=ヴァイオリン作曲・演奏 
西川右近

 
日本舞踊、清元、ヴァイオリンの競演作。“つまづいたっていいじゃないか 人間だもの”といった独自のことばで多くのファンをもつ書家・詩人、相田みつを。仏教に基づいた彼の哲学が反映した作品は、シンプルでありながら深い意味を持ち、作品集はミリオンセラーになっている。その書をバックに、詩を邦楽にのせ、内容を踊りで表現するというこの意欲作は、平成12年の「西川流 名古屋をどり」で大好評となり、ことし2月、東京・国立大劇場「西川会」にて再演。そのさい3部作の最後「道」に、ジョン・チャヌ演奏によるのヴァイオリンが加わり、より叙情的な作品となりました。今回が最後の上演になります。

清元榮三
(きよもと えいぞう)

清元節の三味線方。
昭和11年に清元若寿太夫の長男として生まれる。
23年より、二代目清元一寿郎に手ほどきを受ける。26年二代目清元栄寿郎に家弟子として入門。27年に清元榮三を名のる。28年五月歌舞伎座「舞踊 木蓮物語」で初舞台。47年十月歌舞伎座「夕立」で初めて歌舞伎の立三味線を勤める。昭和61年にテイチクレコードより“花吟集”全九曲を発表。平成4年芸術祭賞を受賞。

清元美寿太夫
(きよもと よしじゅだゆう)

清元節の浄瑠璃方。
昭和18年、清元若寿太夫、清元延若福の三男として東京・深川で生まれる。31年、六世延寿太夫、清元栄寿郎師に師事。34年、清元美寿太夫の名を許される。
昭和61年 レコードアルバム「花吟集」(テイチクレコード)を清元榮三(兄)と発表。
昭和63年 第一回(財)清栄会奨励賞受賞
平成4年 芸術祭賞を受賞
◎各劇場での歌舞伎に出演
昭和46年 宮薗名=宮薗千弘太夫
昭和63年 地唄名=富柳美寿清元美寿太夫
ジョン・チャヌ(丁讃宇)
 1950年日本生まれ。5歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学で故鷲見三郎、鷲見健彰両氏に師事。69年パリ国立音楽院入学、ミシェール・オークレール女史に師事。同音楽院を首席で卒業、同院大学院にフランス政府の奨学生として入学。室内楽をジャン・ユボー氏に師事。修了後、東京交響楽団、韓国国立交響楽団、韓国KBS交響楽団などのオーケストラ首席コンサートマスターを歴任。80年よりボーザール合奏団を組織、リーダーとして定期的に演奏。88年より韓国延世大学教授、傍ら、クモーアシアナ弦楽四重奏団のメンバーとして世界各地で活躍。2000年より日本での本格的な演奏活動を再開。同年、朝鮮半島で初めて実現された歴史的な南北首脳会議を記念しユニティ(南北統一)コンサートを開催。
 [演奏]NYのカーネギーホール、ワシントンのケネディセンター、アムステルダムのコンセルトヘボー等。[共演]パリ・コンセールコロンヌ管弦楽団、NHK交響楽団等の交響楽団。[CD]「ジョン・チャヌヴァイオリン小品集」「ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ集」(SKCレーベル)1999「ニーグン〜21世紀への祈り〜」、2000「イムジン河〜響け我が想い〜」(マキシシングルCD・キングインターナショナル)2000年「ラヴェル・ツィガーヌ」(キングレコード)[受賞]韓国音楽評論家協会より、評論家賞受賞。
◎2001年3月、JR新大久保駅での事故で犠牲となった李秀賢さん、関根史郎さんを偲ぶ追悼コンサート、追悼CD「帰りたい〜カゴパ〜」を発表。
ピアノ 金 貞淑
朝鮮大学校 師範教育学部 音楽科 同大学研究院卒業後、大学において音楽家助手をつとめる。金剛山歌劇団入団、ピアノ演奏かとして活動を開始すると同時に朝鮮国立ピョンヤン音楽舞踊大学にて  。現在まで朝鮮国立交響楽団、京都市立交響楽団、関西フィルハーモニーと共演。金  氏、本家  氏、熊谷洋氏市田悦子氏に師事。優しいタッチのピアノ演奏に努めるが、表現力は華麗にして大胆である。1988年春に世界の芸術家がピョンヤンに集まった4月の春 親善芸術祝典に招待された。