日本の文化の一つである日本舞踊ですが、そもそも日舞とはなんでしょうか。
ルーツは神話の世界
しかし踊りは突然はじまったものではなく、ルーツは太古の世界、それこそ神話の世界にも踊りは存在します。
天の岩戸に隠れた天照大神(アマテラスオオミカミ)を外に出そうと天鈿女命(アメノウズメノミコト)が踊った話が有名です。
「日本舞踊」という呼び名は明治の時代になってから、名古屋にも住んでいた、シェークスピアを日本に紹介した文学博士・坪内逍遥(つぼうちしょうよう)が提唱した呼び名です。
関西での呼び名「舞」関東の「踊り」を合体させて「舞踊」、そして西洋の文化が入ってきた時代でしたから「日本舞踊」「西洋舞踊」と言い分けるようになり、「日本舞踊」「日舞」という名で愛されるようになりました。
西洋文化が入ってきたことで、「あ、これは日本の踊りなんだな」と認識されたわけです。
定義はわからなくとも、見るとなんとなく日本の踊りだとわかるのは太古から受け継いできたあかしなのかもしれないですね。